人生を支える5つの土台|元自衛官が経験から学んだ考え方

考え方

はじめに

あなたは今、「目的」と「手段」を取り違えていませんか?

健康のために運動をする。

旅行の準備をする。

災害に備える。

勉強をする。

ブログを書く。

収益を得る。

これらは、どれも目的ではありません。

目的を実現するための「手段」です。

では、あなたは今取り組んでいることが、

「何のためなのか。」

すぐに答えられるでしょうか。

少しだけ立ち止まって、「なぜ?」を3回繰り返して考えてみてください。

勉強をする。

なぜ?

知識を身につけるため。

なぜ知識を身につけたいのか?

自分がやりたいことを実現するため。

なぜ、やりたいことを実現したいのか?

自分の人生を、自分の意思で選び続けたいから。

ここまで考えると、

勉強することは目的ではなく、

自分が望む人生を歩み続けるための「手段」

だったことが見えてきます。

私は、自衛隊で多くの訓練や教育を経験してきて思うことがあります。

それは、多くの人が

「何をするか」

に重きを置きすぎているということです。

掃除。

戦闘服のアイロンがけ。

靴磨き。

これらはすべて、

「何をするか」

です。

しかし、本当に大切なのは、

「何のために、それをするのか。」

だと私は考えています。

これは、自衛隊だけの話ではありません。

私たちの日常にも、同じことが言えると思います。

目的が明確になれば、

手段は変わっても迷うことはありません。

反対に、

手段が目的になってしまうと、

本来目指していたものを見失ってしまいます。

私自身も、自衛隊を退職し、軽貨物ドライバーとして働き、新しいことへ挑戦する中で、

「人生を支える土台」がある人ほど、迷いが少ないことに気づきました。

この記事でお伝えしたいのは、「方法」ではありません。

私がこれまでの経験を通して身につけてきた「5つの考え方」です。

  • 健康は人生を支える土台
  • 準備とは、未来の自分を想像すること
  • 時間の余裕が、心の余裕をつくる
  • 想定外こそ、自分を成長させる
  • 挑戦した先にしか見えない景色がある

これら5つは、それぞれ独立した考え方ではありません。

健康という土台があるから準備ができる。

準備があるから時間に余裕が生まれる。

時間に余裕があるから、想定外にも冷静に向き合える。

想定外を経験するから、新しい挑戦への一歩を踏み出せる。

一つ一つがつながり合い、

私の人生を支える考え方になりました。

そして、

その考え方が、人生の土台になっていると私は思っています。

しかし、その考え方がすべての人にとって正解だとは思っていません。

この記事でお伝えすることは、私自身が経験し、その中で得た教訓です。

だからこそ、あくまで1つの考え方として届けたいと思っています。

この記事を読み終えたとき、

あなた自身の「目的」と「手段」を、もう一度見つめ直すきっかけになれば嬉しく思います。

Compass Base Declaration

私がここで伝えたいのは、

正解や答えではありません。

私が経験してきたことと、

そこから得た教訓です。

その経験が、

あなたの人生で何かを決めるとき、

1つの「羅針盤」になれたなら嬉しく思います。

進む方向を決めるのは、

私ではありません。

あなた自身です。

第1章 健康は人生を支える土台

私は、

健康はゴールではなく、人生を楽しむためのスタートラインだと考えています。

健康になること自体が目的ではありません。

健康でいることで、

やりたいことに挑戦できる。

大切な人と過ごせる。

仕事に全力で取り組める。

旅行を楽しめる。

つまり、

健康とは、人生を楽しむための「手段」です。

私は、

何歳まで生きたいというよりも、

何歳であっても、自分がやりたいと思ったことをできる自分でいたい。

そう思っています。

そのためには、

健康という土台が欠かせません。

健康は、毎日の積み重ねでつくられる

健康は、

特別なことを一度すれば手に入るものではありません。

毎日の小さな積み重ねでつくられるものだと思っています。

だから私は、

コンビニで食事を済ませるのではなく、

自炊や定食屋などで、できるだけ栄養が偏りすぎないようにしています。

もちろん、

たまには好きなものを食べる日もあります。

大切なのは、

完璧を目指すことではありません。

続けられることを続けること。

それが健康につながると私は考えています。

体力検定で感じた「目的」と「手段」

自衛隊では、毎年体力検定が実施されます。

腕立て伏せ。

腹筋。

3000m走。

これらを計測し、

任務を達成するために必要な最低限の体力を有しているかを確認するものです。

しかし、

多くの隊員は、

体力検定に合格すること、

良い記録を出すことを目的に、

日々の体力練成を行っていました。

私は、その姿を見て、

「目的」と「手段」が入れ替わっている。

そう感じていました。

本来の目的は、

任務を達成すること。

そのために必要な体力があるかを確認するのが、

体力検定です。

だから、

どれだけ良い記録を出したとしても、

任務中に体力が尽きてしまえば、

その記録には大きな意味はありません。

私にとって、

体力検定はゴールではなく、

今の自分を知るための1つの指標でした。

「なぜ?」を繰り返して考えてみる

健康でいたい。

なぜ?

長生きするため。

なぜ長生きしたいのか?

やりたいことを続けたいから。

なぜやりたいことを続けたいのか?

自分らしい人生を、自分で選び続けたいから。

健康は、

人生の目的ではありません。

人生を楽しむための土台です。

健康はゴールではなく、

人生を楽しむためのスタートライン

今日からできる一歩

まずは今日1日だけ、

自分の体を少しだけ大切にしてみてください。

1駅分歩いてみる。

エレベーターではなく階段を使ってみる。

食事を1品だけ変えてみる。

睡眠時間を30分だけ長くしてみる。

どれでも構いません。

大切なのは、

「健康のためにできること」ではなく、

「健康だからできること」を想像することだと思います。

次の章へ

健康という土台があっても、

何も準備をしなければ、

思いどおりに行動することはできません。

未来の自分を助けるのは、

今日の自分の行動です。

だから次にお伝えしたいのは、

「準備」についてです。

第2章 準備とは、未来の自分を想像すること

準備とは、未来の自分を想像すること

準備とは、

未来の自分を想像し、

その自分が困らないように行動すること。

だと私は考えています。

例えば、旅行へ行く目的は、

荷物を準備することではありません。

思い出をつくることです。

そして、

思い出をつくるためには、

その時間を思い切り楽しむことが大切です。

もし忘れ物をしてしまえば、

本来楽しめたはずの時間も、

楽しめなくなってしまうかもしれません。

だから準備とは、

未来の自分が困らないようにするための行動なのだと思っています。

演習で学んだ「準備」の本当の意味

自衛隊では、

演習へ行く前に、

個人の準備と部隊の準備を行います。

個人の準備は、

装具や水分、着替えなど、

自分が任務を行うために必要なものを準備します。

一方で部隊の準備は、

部隊として活動するための資材や、

私たち火器整備員が使用する整備資材などを準備します。

ある演習の時のことです。

個人の準備も、

部隊の準備も終え、

現地へ向かいました。

1日目が終わり、

2日目の昼、

火砲の整備要請が入りました。

私は火器整備員として、

もう1人の隊員と必要な資材を積み込み、

現場へ向かいました。

到着すると、

火砲2門が故障していました。

1門は軽度な故障だったため、

すぐに整備を終えることができました。

しかし、

もう1門は砲身交換が必要な重度の故障でした。

整備を始めようとした時、

あることに気づきます。

火砲を固定するために必要な資材が、

どこにもありません。

その瞬間、

頭の中は真っ白になりました。

思い返してみると、

その資材をトラックへ積んだ記憶がありません。

駐屯地へ置いたまま来てしまっていたのです。

使用部隊へ、

「整備できません。」

とは言えません。

私は必死に、

トラックへ積んである資材を見渡し、

代わりに使えるものはないか考えました。

結果として、

別の資材で代用し、

任務を完遂することはできました。

しかし、

本来よりも多くの時間がかかってしまいました。

準備不足だったことは事実です。

だからこそ私は、

「未来の自分は困らないだろうか。」

と考えながら準備をするようになりました。

準備とは、未来を想像すること

あの日以降、

私は準備をするとき、

ただチェックリストを見るだけではなくなりました。

「もし○○が起きたら。」

「次は何が必要になるだろう。」

そんなふうに、

未来を具体的に想像するようになりました。

そうすると、

必要な物だけでなく、

忘れていることにも気づけるようになります。

「なぜ?」を繰り返して考えてみる

準備をする。

なぜ?

困らないため。

なぜ困らないようにしたいのか?

落ち着いて行動するため。

なぜ落ち着いて行動したいのか?

本当に大切なことへ集中するため。

準備とは、

未来の自分を想像すること。

そして、その自分が困らないように行動すること。

今日からできる一歩

今日、出かける前でも、

仕事へ行く前でも構いません。

一度だけ、

「未来の自分は、これで困らないだろうか。」

と自分に問いかけてみてください。

その問いかけが、

未来の自分を助けてくれるかもしれません。

次の章へ

どれだけ準備をしていても、

時間に追われてしまえば、

落ち着いて行動することはできません。

準備を生かすためには、

時間の余裕が必要です。

だから次にお伝えしたいのは、

「時間」についてです。

第3章 時間の余裕が、心の余裕をつくる

私は、

時間に余裕を持つことは、

自分だけでなく、周りの人を守ることにもつながる。

そう考えています。

1日は24時間しかありません。

そして、その時間を増やすことはできません。

しかし、限られた時間の中に余裕をつくることはできると思っています。

同じ1時間でも、

余裕を持って過ごす1時間と、

焦って過ごす1時間では、

見える景色も、

判断も、

結果も大きく変わります。

焦りが招いた運転

軽貨物ドライバーとして働き始めて間もない頃のことです。

納品時間に間に合うかどうか、

ギリギリの状況になってしまったことがありました。

「急がないと間に合わない。」

その気持ちばかりが大きくなり、

焦ったまま車を運転していました。

車線変更をした瞬間、

ヒヤッとしました。

後方確認が十分にできておらず、

隣の車と接触しそうになったのです。

幸い事故にはなりませんでした。

しかし、

もしぶつかっていたら、

納品時間に間に合わせるために急いでいたはずが、

数分どころでは済まない問題になっていたかもしれません。

その時、

私は改めて思いました。

焦って行動した先にあるのは、

「間に合った」という安心ではなく、

「もっと余裕を持って出ればよかった。」

という後悔かもしれません。

時間に余裕があると、心にも余裕が生まれる

それ以来、

私はできるだけ時間に余裕を持って行動するようになりました。

すると、

焦ることが減っただけではありません。

周りが見えるようになりました。

危険にも早く気づけるようになりました。

そして、

落ち着いて判断できるようになりました。

時間に余裕があるということは、

行動に余裕が生まれるだけではありません。

心にも余裕が生まれます。

だから私は、

時間に余裕を持つことは、

自分だけでなく、

周りの人を守ることにもつながると考えています。

「なぜ?」を繰り返して考えてみる

時間に余裕を持つ。

なぜ?

焦らないため。

なぜ焦りたくないのか?

冷静に判断するため。

なぜ冷静に判断したいのか?

自分や周りの人を守るため。

時間に余裕を持つことは、

結果として、自分も周りの人も守ることにつながる。

今日からできる一歩

今日1日だけ、

いつもより10分早く行動してみてください。

仕事でも、

約束でも、

買い物でも構いません。

その10分が、

焦る時間ではなく、

落ち着いて考える時間へ変わるかもしれません。

次の章へ

どれだけ健康で、

どれだけ準備をして、

どれだけ時間に余裕があっても、

人生には、

思いどおりにいかないことがあります。

想定外は、必ず起こります。

だから次にお伝えしたいのは、

「想定外との向き合い方」です。

第4章 想定外こそ、自分を成長させる

私は、

想定外は、避けるものではなく、

向き合うものだと考えています。

どれだけ健康でいても、

どれだけ準備をしていても、

どれだけ時間に余裕を持っていても、

人生では、

想定外の出来事は必ず起こります。

だから私は、

「想定外が起きない人生」を目指すのではなく、

「想定外が起きた時にどう考えるか。」

を大切にしています。

演習で学んだ「段取り8分仕事2分」の本当の意味

自衛隊では、

何をするにも

「段取り8分仕事2分」

とよく言われていました。

当時の私は、

「準備を完璧にしろ。」

という意味だと思っていました。

しかし、

実際に任務を経験する中で、

その言葉の本当の意味は少し違うことに気づきました。

それは、「想定外と向き合うということ」です。

先程もお話しした演習での経験から、

私はもう1つのことを学びました。

それは、

どれだけ準備できたと思っていても、

想定外のことは必ず起こる。

そして、

その想定外をどう乗り越えるかが、現場での”2割”なのだということです。

そこで大切なのは、

「準備ができていなかった。」

と後悔することではありません。

起きてしまったことは変えられません。

だからこそ、

その現実を受け入れ、

今ある状況の中で最善を尽くすことが大切です。

想定外は、自分を成長させる

あの経験は、

想定外の出来事にどう向き合うかを教えてくれた経験でした。

想定外は、

私から何かを奪ったのではありません。

昨日までの自分にはなかった考え方を与えてくれました。

だから私は、

想定外は、

成長を止めるものではなく、

昨日までの自分を超えるきっかけだと思っています。

「なぜ?」を繰り返して考えてみる

想定外が起きる。

なぜ受け入れるのか?

起きてしまったことは変えられないから。

なぜ変えられないことを受け入れるのか?

今できる最善を考えるため。

なぜ今できる最善を考えるのか?

その経験を次の成長につなげるため。

想定外は、敵ではありません。

昨日までの自分にはなかった考え方を与えてくれるきっかけだと私は考えています。

今日からできる一歩

今日、

思いどおりにいかなかったことを1つ思い浮かべてみてください。

そして、

「この経験から学べることは何だろう。」

と自分に問いかけてみてください。

その問いかけが、

昨日までの自分にはなかった考え方につながるかもしれません。

次の章へ

想定外を受け入れ、また一歩踏み出す準備をする。

だから次にお伝えしたいのは、

「挑戦」についてです。

第5章 挑戦した先にしか見えない景色がある

私は、

挑戦とは、

想定外を恐れずに一歩踏み出すことだと考えています。

挑戦すれば、

思いどおりにいかないこともあります。

でも、

それは第4章でお伝えしたように、

想定外が起きているだけです。

だから私は、

失敗しないことよりも、

挑戦しないことの方が、もったいないと思っています。

人は挑戦と失敗を繰り返して成長する

私たちは、

子どもの頃から、

挑戦と失敗を繰り返して成長してきました。

立とうとして転ぶ。

泣く。

それでもまた立とうとする。

立てるようになったら、

今度は歩こうとして転ぶ。

歩けるようになったら、

走ろうとして転ぶ。

自転車に乗ろうとして転ぶ。

そうやって、

挑戦と失敗を繰り返しながら、

少しずつできることを増やしてきました。

しかし、

大人になると、

急に失敗が怖くなります。

現状に満足していない。

それでも、

失敗したくない。

年齢。

家族。

時間。

さまざまな理由を並べて、

挑戦する前に諦めてしまうことがあります。

でも私は、

挑戦しない人が成長できるとは思いません。

私も、新しい世界へ挑戦した

私自身も、

自衛隊を退職し、

軽貨物ドライバーという、

まったく新しい世界へ飛び込みました。

最初からうまくいったわけではありません。

失敗もありました。

想定外の出来事もたくさんありました。

それでも、

挑戦したからこそ、

今まで知らなかった景色を見ることができました。

経験を積むことができました。

そして、

こうしてCompass Baseで、

自分の経験を誰かへ届けたいと思えるようになりました。

もしあの時、

失敗を恐れて挑戦しなかったら、

今の私はいなかったと思います。

その時のことは、こちらの記事でも詳しく書いています。

▶︎自衛隊を辞めて気づいたこと|元自衛官が語る民間の「厳しさ」と「面白さ」

「なぜ?」を繰り返して考えてみる

挑戦する。

なぜ?

成長するため。

なぜ成長したいのか?

昨日までできなかったことをできるようにするため。

なぜ昨日までの自分を超えたいのか?

自分が望む人生を、自分の意思で選び続けるため。

挑戦とは、

想定外を恐れずに一歩踏み出すことだと私は考えています。

今日からできる一歩

今日、

「やってみたい。」

そう思いながら、

後回しにしていることを1つ思い浮かべてみてください。

大きな挑戦である必要はありません。

小さな一歩で構いません。

そして、

「もし失敗したとしても、この経験から何を学べるだろう。」

と自分に問いかけてみてください。

その一歩が、

昨日までの自分には見えなかった景色を見せてくれるかもしれません。

まとめ

ここまで、

私が経験を通して大切にしてきた5つの考え方をお伝えしてきました。

  • 健康は人生を支える土台
  • 準備とは、未来の自分を想像すること
  • 時間の余裕が、心の余裕をつくる
  • 想定外こそ、自分を成長させる
  • 挑戦した先にしか見えない景色がある

これら5つは、

特別な能力ではありません。

私がこれまでの経験を通して身につけてきた「考え方」です。

その考え方が、

すべての人にとって正解だとは思っていません。

しかし、

もしあなたが、

何かに迷った時、

立ち止まった時、

一歩踏み出せなくなった時、

この記事でお伝えした考え方が、

あなた自身の「羅針盤」になれたなら、

これほど嬉しいことはありません。

Compass Base Message

経験は、過去の栄光ではありません。

経験とは、自分や誰かの未来を照らす羅針盤になれるものだと私は考えています。

だから私は、これからも経験を積み重ね、その考え方を届け続けます。

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