軽貨物の案件選びで失敗しないために|業務委託で確認すべきポイントを実体験から解説

軽貨物

軽貨物の仕事を始めるうえで、重要になるのが「どの案件を選ぶか」です。

私自身、軽貨物を始めた頃は、まず案件を取って仕事を作ることを重視していました。

しかし、自分が配送する案件だけでなく、一緒に働くドライバーの案件を取ったり、新規案件の取得に関わったりするようになって、案件を見る基準も少しずつ変わってきました。

今では、

「報酬が良い=良い案件ではない」

と考えています。

報酬だけを見れば魅力的に感じる案件でも、実際に仕事を始めると、

「思っていたより仕事量が多い」

「配送に時間がかかる」

「想定していたより経費がかかる」

といったこともあります。

反対に、最初に見える条件だけでは分からない働きやすさもあります。

軽貨物の案件は、実際に始めてみなければ分からない部分があるのも事実です。

だからこそ、契約する前に確認できることを確認し、できるだけ多くの判断材料を持ったうえで案件を選ぶことが大切だと思っています。

この記事では、私自身が軽貨物ドライバーとして働きながら、案件やドライバーの管理、新規案件の取得にも関わる中で学んだ、案件を選ぶときに実際に見ているポイントを紹介します。

これから軽貨物の案件を探す人はもちろん、

「今の案件をこのまま続けるべきなのか」

と迷っている人にも、判断材料の一つとして参考にしてもらえればと思います。

軽貨物の仕事内容や、私自身がこの仕事を始めた経緯については、「軽貨物ドライバーの始め方|未経験から始めた元自衛官が実体験で解説」の記事で詳しく紹介しています。

まず確認したいのは「報酬の仕組み」

軽貨物の案件を選ぶとき、まず確認しておきたいのが「どのような仕組みで報酬が決まるのか」です。

私がこれまで関わってきた案件では、大きく分けると、

決められた拘束時間に対して報酬が支払われる案件

と、

配送した件数、荷物量に応じて報酬が貰える案件

があります。

どちらが良いとは一概には言えません。

それぞれ、実際に仕事を続けていく中で条件の良さが変わることがあるからです。

拘束時間に対して報酬が決まっている案件

この形の案件でよくあるのが、最初は時間に余裕があったのに、報酬は変わらないまま物量だけが増えていくケースです。

案件が始まった頃は余裕を持って配送を終えられていたとしても、徐々に荷物や納品先が増えていけば、同じ報酬でも仕事量は増えていきます。

最初は割の良かった案件でも、

報酬は変わらない。
でも、仕事量は増えている。

という状態になれば、当然、最初と同じ条件の案件とは言えなくなります。

だから、拘束時間に対して報酬が決まっている案件では、現在の仕事量だけでなく、今後物量が増えた場合にどうなるのかまで確認しておいた方がいいと思います。

配送件数・荷物量に応じて報酬が決まる案件

こちらは、配送する件数や荷物量が増えれば、その分報酬も増えるため、物量が多くなれば売上を伸ばせる可能性があります。

ただ、こちらはこちらで違った問題があります。

案件を受ける前に、

「今後、物量は増えていく予定です」

と聞いていても、実際に始めてみるとなかなか増えないことがあります。

そうなると、自分たちがもっと配送して売上を伸ばしたいと思っても、そもそもの荷物がなければ増やすことができません。

そのため、この形の案件では現在の物量だけではなく、

今後どれくらいの物量が見込まれているのか。
その物量は今後増えるのか、減る可能性があるのか。
月単位でどれくらいの売上が見込めそうなのか。

といったところまで考えるようにしています。

結局、報酬額だけを比べても、その案件が自分にとって良いかどうかは判断できません。

まずは報酬がどのような仕組みで発生するのかを理解したうえで、仕事量が変化したときに自分の報酬がどう変わるのかまで考えておくことが大切だと思います。

件数ではなく「実際の仕事量」を見る

報酬の仕組みを確認したら、次に見るのが実際にどれくらいの仕事量になるのかです。

軽貨物の案件では「1日○件」といった配送件数を提示されることがあります。

ただ、私自身は件数だけでは実際の仕事量は判断できないと考えています。

同じ1件でも荷物量は違う

同じ「1件の納品」でも、少量の商品を届けるだけの場合もあれば、何ケースもの商品を納品する場合もあります。

当然、荷物が多くなれば積込みや荷下ろしにも時間がかかります。

そのため、

「件数が少ないから楽」
「件数が多いから大変」

とは単純には言えません。

案件の話を聞くときは、件数だけでなく、1件あたりにどれくらいの荷物量があるのかまで確認するようにしています。

配送先同士の距離も重要

仕事量を考えるうえで、もう一つ大きいのが配送エリアです。

たとえば、

離れた場所にある10件を回る場合

と、

近いエリアにまとまった20件を回る場合

では、件数だけなら20件の方が多く見えます。

しかし、配送先が近くにまとまっていれば移動時間を短縮できるため、実際には同じくらいの時間で終わることもあります。

そして、どちらが自分にとって良いのかは、前章で説明した報酬の仕組みによっても変わります。

拘束時間に対して報酬が決まっているのであれば、同じ時間で終わるなら、件数が少ない方が負担は小さくなります。

一方、配送した件数や荷物量に応じて報酬が貰えるのであれば、移動している時間は報酬につながりにくいため、近いエリアで効率よく多くの商品を配送できる方が売上を作りやすくなります。

大阪市内は回り方でも時間が変わる

私たちが現在受けている案件は、大阪市内を配送するものがほとんどです。

実際に大阪市内を走っていると、同じ配送先を回る場合でも、

時間帯、回る順番、通る道

によって、配送にかかる時間は大きく変わります。

混雑する時間帯や道路を避けたり、配送先の位置を見ながら回る順番を組んだりするだけでも、移動時間を短縮できることがあります。

だから案件を見るときは、単純な配送件数だけではなく、

1件あたりの荷物量と、実際にどのエリアをどう回る仕事なのか。

ここまで確認して、初めて実際の仕事量が見えてくると思っています。

荷物の種類によって車両への負担も変わる

案件を見るときは、報酬や仕事量だけでなく、何を運ぶのかも確認するようにしています。

私たちが扱っているのは主に食品ですが、一口に食品配送といっても、肉、魚、冷凍食品など、運ぶ商品はさまざまです。

そして、運ぶ荷物によっては、配送そのものとは別に車両への負担まで考える必要があります。

魚を運ぶなら「海水」と「におい」も考える

たとえば魚を運ぶ案件では、海水などによって車両が錆びやすくなることがあります。

仕事として長期間使う車両であれば、錆や腐食が進むことで、将来的なメンテナンス費用にも影響する可能性があります。

さらに、もう一つ考えておきたいのがにおいです。

魚を継続的に運ぶことで車両ににおいがつけば、その車両で別の商品を運びにくくなる可能性もあります。

つまり、配送案件を受ける時は、

「その案件はいくら貰えるのか」

だけではなく、

「その荷物を運び続けることで、車両にどんな影響があるのか」

まで考える必要があります。

これは魚に限った話ではありません。

運ぶ商品によって必要な車両や扱い方も違えば、汚れやにおい、温度管理など、気をつける部分も変わります。

だから私は、新しい案件を見るときには、荷物の種類と、その荷物を継続して運んだ場合の車両への影響まで含めて判断するようにしています。

目の前の報酬だけでは見えない部分ですが、仕事で毎日のように使う車だからこそ、長く続けたときの負担まで考えておくことが大切だと思います。

経費は「金額」だけでなく誰が負担するのかを見る

案件を選ぶときは、報酬だけではなく、仕事をするために必要な経費を誰が負担するのかも確認しておいた方がいいと思います。

私たちの場合は、自分たちの車両を持ち込んで配送しているため、ガソリン代や普段の駐車場代などは基本的にドライバー側の負担です。

そのため、新しい案件の話をするときは、こうした経費がかかることも踏まえて、必要であれば報酬を上げてもらえないか交渉するようにしています。

業務で必要になる費用は誰が負担するのか

一方、私たちが現在受けている案件では、業務上必要になった高速道路料金や、納品時に利用したコインパーキング代などは、領収書を提出することで荷主側に負担してもらっています。

こうした費用を自分で負担するのか、それとも請求できるのかによっても、案件の条件は変わってきます。

そのため、

高速道路を使った場合の料金は誰が負担するのか。
納品時に必要になったパーキング代は請求できるのか。
どのような方法で精算するのか。

といったことは、事前に確認しておいた方がいいと思います。

誤配や商品破損が起きた場合も確認しておく

経費とは少し違いますが、配送中に誤配や商品破損が起きた場合の負担についても確認しておく必要があります。

私たちが現在受けている案件では、誤配や商品破損による弁償は基本的にドライバー側の負担です。

ただ、これは毎月必ず発生する費用ではなく、ドライバー自身の確認や商品の扱い方によって防げる部分でもあります。

納品先と商品を確認する。
積込みや荷下ろしを丁寧に行う。

当たり前に思えることですが、こうした確認を積み重ねることで、自分で減らせるリスクだと思っています。

もちろん、ここで紹介している費用負担の分け方は、あくまで私たちが現在受けている案件の場合です。

案件によって条件は違うため、新しい仕事を受けるときには、何が自分たちの負担で、何を相手側に請求できるのかを最初に確認しておくことが大切です。

契約前に確認できることは、できる限り確認する

ここまで報酬の仕組みや仕事量、荷物の種類、経費について紹介してきました。

こうした条件は、できる限り契約を交わす前に確認しておくことが大切です。

ただ、軽貨物の案件は、どれだけ事前に話を聞いても、実際に始めてみなければ分からないことがあります。

私自身も、

「今後、物量は増えていく予定です」

と聞いていたものの、実際にはなかなか増えなかった経験があります。

反対に、最初は時間に余裕があった案件でも、仕事を続けるうちに物量が増え、徐々に忙しくなっていくこともあります。

将来の物量や仕事量を完全に予測することはできません。

だからこそ私は、やってみないと分からないことと、契約前に確認できることは分けて考えるようにしています。

曖昧な部分はそのままにしない

新しい案件の話をもらったときには、分からないことをできるだけ具体的に確認します。

たとえば、

現在どれくらいの物量があるのか。
今後どれくらい増減する見込みなのか。
どれくらいの稼働時間を想定しているのか。
配送エリアはどこなのか。
仕事量が変わった場合、報酬はどうなるのか。

もちろん、すべてに明確な答えがあるとは限りません。

ただ、こちらが具体的に質問しているにもかかわらず、重要な条件について曖昧な回答が続く場合は、私は少し慎重に見るようにしています。

これまでの経験では、そうした案件は、まだ案件自体の内容が十分に固まっていなかったり、実際に始めてみると条件があまり良くなかったりすることもありました。

必ずそうだと断定できるものではありませんが、案件を判断する材料の一つにはしています。

契約前に一度は顔を合わせて話す

そして、私が特に大切だと思っているのが、契約を交わす前に一度は相手と直接顔を合わせて話すことです。

電話やメッセージでも条件の確認はできます。

ただ、これから継続して仕事をするのであれば、条件だけではなく、誰と仕事をするのかも大切です。

直接話せば、

質問にきちんと答えてくれるのか。
曖昧な部分について確認したときにどう対応するのか。
こちらの話や意見を聞く姿勢があるのか。

といった部分も見えてきます。

一度会っただけで相手のすべてが分かるわけではありません。

それでも私は、案件の条件を確認すると同時に、

「この人、この会社と今後継続して仕事をしていけるか」

という部分まで含めて判断するためにも、契約前に一度は直接話しておいた方がいいと考えています。

最終的には、実際にやってみないと分からないこともあります。

だからこそ、始める前に確認できることまで曖昧なままにしない。

それが、案件を選ぶときに私が意識していることの一つです。

案件が始まってから分かる「仕事のしやすさ」もある

契約前にできる限り確認していても、実際に案件が始まってから初めて分かることもあります。

その一つが、元請けや間に入っている会社との連携のしやすさです。

荷主と直接契約しているとは限らない

私たちが受けている案件では、大手の運送会社などが元請けとなり、そこから何社かを経由して仕事を受けることも多くあります。

たとえば、

荷主 → 元請け → 複数の会社 → 自分たち

という形です。

案件によっては、

荷主 → 元請け → 自分たち

という場合もあります。

一方で、契約上は元請けや別の会社を挟んでいても、実際の現場では、積込みなどで荷主の担当者と直接やり取りすることもあります。

そこで私が気をつけているのが、報告・連絡・相談を誰にするのかです。

何か確認したいことや変更、トラブルなどがあった場合に、

荷主と直接やり取りしていいのか。
一度元請けに連絡して、そこから確認してもらう必要があるのか。

この部分は案件によって違うため、最初に確認するようにしています。

連携が悪いと現場の負担が増える

案件を続けていると、実際の対応から相手の仕事の進め方も見えてきます。

これまで私が仕事をする中で負担に感じたのは、

連絡してもレスポンスが遅い。
「確認してまた連絡します」と言われたのに、こちらから再度連絡しなければ返事が来ない。
仕事をするうえで重要なことを、こちらが確認して初めて後から伝えられる。
トラブルが起きたときに、現場へ責任を押しつけられる。

といったケースです。

会社の規模が大きくなればなるほど、一つひとつの案件の細かい部分まですべて把握するのが難しくなることは理解できます。

ただ、実際に配送している現場からすれば、必要な情報が共有されないまま対応を求められたり、問題が起きたときに現場だけに責任を求められたりする状態が続けば、仕事に対する負担や不満も大きくなっていきます。

だから私は、報酬や物量といった条件だけではなく、

「必要なときにきちんと連携できる相手なのか」

という部分も、案件を続けていくうえでは重要だと考えています。

契約前に相手を見ることも大切ですが、実際に一緒に仕事をして初めて分かる部分もある。

それも含めて、案件が自分たちにとって続けやすい仕事なのかを判断するようにしています。

条件が合わなくなったら、まず交渉する

案件を始めたときは条件に納得していても、仕事を続ける中で状況が変わることがあります。

私が実際によく感じるのが、報酬は変わらないまま、物量や仕事量だけが増えていくケースです。

最初は時間にも余裕があり、仕事量と報酬のバランスが取れていたとしても、荷物や納品先が増え続ければ、徐々に割に合わなくなってきます。

そうなったとき、私はすぐに案件を辞めるのではなく、まず報酬を上げてもらえないか交渉するようにしています。

現在の物量や仕事量を伝え、

「当初より仕事量が増えているので、報酬も見直してもらえないか」

と話をする。

そこで条件を見直してもらえるのであれば、そのまま続けることもできます。

報酬以外にも見直すきっかけはある

案件を見直す理由は、仕事量と報酬のバランスだけではありません。

現場で仕事をしていると、

「こうした方がスムーズにできる」
「ここは改善してほしい」

と感じることもあります。

もちろん、こちらの意見がすべて通るとは思っていません。

ただ、現場から意見を伝えてもまったく反映されず、一方的に要求だけが増えていく状態が続けば、

「自分たちは都合よく使われているだけではないか」

と感じることもあります。

荷主や元請けにも事情があるように、現場で配送する側にも事情があります。

お互いに話し合いながら調整できるのであれば問題ありません。

それでも、報酬について交渉しても改善されない、こちらの意見にもまったく耳を傾けてもらえない。

そうした状態で、ほかにより条件の良い案件が出てきたのであれば、現在の案件を終了することも選択肢に入れます。

一度受けたからといって、その案件をずっと続けなければならないわけではありません。

状況が変わったのであれば、まず話し合う。

それでも改善できないのであれば、今の案件を続けることが本当に自分たちにとって良いのかを改めて考える。

私はそうやって、案件を見直すようにしています。

案件を辞めるなら「次」を考えてから動く

話し合いや条件交渉をしても改善されず、今の案件を続けるメリットが少ないと判断した場合は、案件を終了することもあります。

ただ、私の場合は基本的に、次の案件の目処を立ててから、現在の案件を終了する方向に動きます。

業務委託で働いている以上、一つの案件を辞めれば、その分の売上もなくなります。

条件が悪いからと勢いだけで辞めて、そのあと次の仕事がなかなか見つからなければ、自分たちの売上にも影響します。

そのため基本的には、

現在の案件を続けながら次の案件を探す

次の案件の目処を立てる

現在の案件を終了する

という順番で動くようにしています。

どうしても厳しい案件なら、先に辞めることを伝える

もちろん、すべての案件で次の仕事が決まるまで続けるわけではありません。

条件や相手との関係などを考えて、どうしても続けるのが厳しい案件であれば、先に終了する意思を伝えることもあります。

私たちがこれまで受けてきた案件では、契約を終了する場合、1〜2か月前までに申し出る必要があるケースが基本でした。

その場合は、案件を終了することを伝えてから、実際に終了するまでの1〜2か月で全力で次の案件を探します。

これまで私自身が関わってきた案件では、契約終了によって違約金を取られた経験はありません。

ただし、契約解除の条件は案件によって異なります。

だからこそ、新しい案件を受けるときには、始めるときの条件だけではなく、「辞める場合はいつまでに伝える必要があるのか」「違約金などはあるのか」まで確認しておくことも大切です。

案件を辞めること自体が目的ではありません。

条件が合わなくなったときに、感情だけで動くのではなく、その後の仕事まで考えたうえで動く。

私は、できるだけ次の選択肢を作ってから案件を切り替えるようにしています。

同業者とは「持ちつ持たれつ」

軽貨物の仕事を続けていくうえでは、案件そのものだけでなく、同じ業界で働く人や会社とのつながりも大切にした方がいいと考えています。

現時点では、私自身が協力会社とのつながりによって大きく助けられたという実例があるわけではありません。

ただ、今後仕事を続けていけば、

急にドライバーが足りなくなる。
新しい案件の話が来ても、自分たちだけでは人員を確保できない。

といったことが起こる可能性はあります。

そんなときに、相談したり協力したりできる人や会社は、多いに越したことはないと思っています。

同じ軽貨物業界で働いていれば、仕事上では競合になることもあります。

だからといって、必要以上に敵対視する必要はありません。

同じ業界で働いているからこそ、協力できるところはお互いに協力する。

もちろん、誰とでも無条件に協力するという意味ではなく、仕事をする以上は信頼できる相手なのかを見極める必要があります。

それでも、最初からすべての同業者を競争相手として遠ざけるより、信頼できる人や会社とは良い関係を作っておく。

まだ私自身もこれから経験していく部分ではありますが、持ちつ持たれつの関係を作っていくことが、結果的にお互いの仕事の選択肢を増やすことにもつながると考えています。

まとめ|表面的な条件だけで案件を選ばない

この記事では、私自身が軽貨物の仕事を続け、案件の取得や管理にも関わる中で感じてきた、案件を選ぶときに確認しているポイントを紹介しました。

軽貨物を始めた頃の私は、まず案件を取って仕事を作ることを重視していました。

しかし、実際にさまざまな案件に関わるようになった今は、

「報酬が良い=良い案件ではない」

と考えています。

報酬の仕組みだけでなく、実際の仕事量や配送エリア、荷物の種類、経費の負担などによって、案件の条件は大きく変わります。

そして、契約前にどれだけ確認しても、実際に仕事を始めてから初めて分かることもあります。

だからこそ、今の自分が軽貨物を始めた頃の自分に伝えるなら、特にこの2つです。

「表面的な条件だけで案件を選ぶな」

「契約前に必ず一度は顔を合わせて話せ」

将来の物量や、実際に仕事を始めてからの状況を完璧に予測することはできません。

それでも、分からないことを質問したり、曖昧な条件を確認したりすることはできます。

そして、実際に仕事を始めて条件が変わったのであれば、必要に応じて交渉する。それでも改善されなければ、次の案件を探すことも選択肢の一つです。

一度受けた案件を、何があっても続けなければならないわけではありません。

その時々の状況を見ながら、自分たちにとって続ける価値のある案件なのかを判断していく。

それが、今の私が案件を選ぶうえで大切にしている考え方です。

これから軽貨物を始める人や、新しい案件を探している人にとって、この記事が案件を判断する材料の一つになれば嬉しく思います。

※貨物軽自動車運送事業に関する制度や安全対策については、国土交通省「貨物軽自動車運送事業における安全対策を強化するための制度改正について」⁠で最新情報を確認できます。

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